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Visual Studio 2008の環境設定


環境変数の設定
コントロールパネルから、
システム→詳細設定→環境変数
「システム環境変数」の「Path」に、CUDA Toolkit、CUDA SDKのbinフォルダを追加します。

標準設定の場合
C:\CUDA\bin
↑通常はインストール後に自動で追加されている
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\bin\win32\Release
→64ビット版はwin64

もしくは、binフォルダに入ってる.dllファイルを、C:\WINDOWS\system32フォルダに入れてください。

この設定を行わないと、
「cutil32.lib が見つかりません。」というようなエラーが出ます。
これはcutil32.libへのパスが通っていないためです。

ライブラリファイル
※Visual Studio 2005でも環境設定は同じです。

[ツール]→[オプション]→[プロジェクトおよびソリューション]→[VC++ ディレクトリ]
→[ディレクトリを表示するプロジェクト]→[ライブラリ ファイル]



ここに、CUDA Toolkit、CUDA SDKのlibフォルダを指定します。
標準設定の場合、
C:\CUDA\lib
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\lib
となります(バージョンによって若干変わってくる)

インクルードファイル
※Visual Studio 2005でも環境設定は同じです。

[ツール]→[オプション]→[プロジェクトおよびソリューション]→[VC++ ディレクトリ]
→[ディレクトリを表示するプロジェクト]→[インクルード ファイル]



ここに、CUDA Toolkit、CUDA SDKのincludeフォルダを指定します。
標準設定の場合、
C:\CUDA\include
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\include
となります(バージョンによって若干変わってくる)

ビルド規則
※Visual Studio 2005でも環境設定は同じです。

プロジェクト毎に設定が必要です。
ソリューション エクスプローラの、プロジェクト名で右クリック
[カスタム ビルド規則]→[新しい規則ファイル]→[既存ファイルの検索]

ここで、Cuda.rulesを選択します。
標準設定の場合、
C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\NVIDIA Corporation\NVIDIA GPU Computing SDK\C\common\Cuda.rules

これで、ファイル名を.cuにすると、nvcc(CUDAのコンパイラ)でコンパイルしてくれるようになります。

依存ファイル
※Visual Studio 2005でも環境設定は同じです。

プロジェクト毎に設定が必要です。
ソリューション エクスプローラの、プロジェクト名で右クリック
[プロパティ]→[構成プロパティ]→[リンカ]→[入力]→[追加の依存ファイル]

cutil32.lib
cudart.lib
の2ファイルを追加しておきましょう。